<簡単にできるファイルメーカーProデータベース>

ファイルメーカーProは簡単なデータベースを作る場合、他のデータベースソフトに比べてとても簡単に作成できます。

 大きな流れは例えば販売管理のシステムで例えると
  STEP 1.ファイル名を付けてファイルを作成する。→販売管理システムを収納するための書庫を作る。
  STEP 2.テーブル名を付けてテーブルを作成する。→書庫の中のどんなグループのデータかを決める。
  STEP 3.フィールド定義を行なう。→各グループの住所や電話番号等の入力が必要な項目を決める。
  STEP 4.レイアウトモードでレイアウトを作成する。→入力画面や印刷帳票のデザインを作成する。
 という具合になります。
 最終的により便利なシステムにするために計算式、スクリプト(ボタン)などを設定してきます。


テーブルとは ・・・ 販売管理のシステムを作成する例ですと、顧客マスタ、商品マスタ、受注データなどのフィールド(入力の項目)をそれぞれのグループにまとめて格納するためのものです。それぞれ顧客マスタ、商品マスタ、受注データなどの名前を付けてテーブルを作成しておき、そのグループごとにフィールドの定義ができます。


では実際に顧客管理のデータベースを作成してみましょう。ここではFileMakerPro 8 のWin版を例に作成していきます。

 

 ■STEP 1. データを格納するためのファイルを作成します。

ファイルメーカーのショートカットをダブルクリックしてファイルメーカーProを起動します。



ファイルメーカーProを起動すると左のような画面が表示されますので「新規ファイルを作成する」を選択して「OK」ボタンを押します。




まず顧客管理データベースを格納する場所(ファイル)を作成しておきます。
保存する場所を決めて、ファイル名に「顧客管理」と入力して「保存」ボタンを押してください。保存ボタンを押すとデスクトップ上に下図のようなファイルができます。

 

 

 ■STEP 2. テーブルを作成する。 ※最初のテーブルはファイル名で自動的に作成されます。


 ■STEP 3. フィールドの定義を行う。


顧客管理ファイルが作成されると自動的にデータベースの定義画面が表示されます。最初に作成した時は顧客管理というテーブルが自動で作成されフィールド定義の画面が開いてますので、フィールド名、タイプを選択して作成ボタンを押します。

 


 ■STEP 4. レイアウトを作成する。 ※下記のようなデフォルトのレイアウトは自動的に1つ作成されます。


フィールドの定義が終わったら、「OK」ボタンを押すと左のようなレイアウトが自動的に出来上がった状態となります。レイアウトモードに切り替えると左図のような状態となります。





ブラウズモードに切り替えて、「レコード」→「新規レコード」を選択すると入力するためのレコードが1つ出来上がりますので、各項目にデータを入力してください。





写真はタイプを「オブジェクト」で作成しています。タイプを「オブジェクト」で作成すると入力枠内で右クリックすると左図のように各種オブジェクトを保存できるメニューが開きます。ここでは「ピクチャを挿入」を選択してから、次の画面で格納したい画像データを指定してください。





指定すると左図のように画像が格納されます。

 

ここまでで入力操作に慣れている方でしたら5分前後で作成できると思います。ファイルメーカーProを使えば、画像まで管理できるデータベースがこんなに簡単に作成できます。

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